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2009年1月22日 (木)

イエメン、金星を逃す

 細かくパスをつないで圧倒的に支配しながら攻めあぐねる日本代表の姿を見ながらふと思う。
 ベランダにある昨年もらった小さなカーネーションの鉢植えを、もう少し大きな鉢に植え替えてやろうと思ってずっとそのままにしておいたっけ。
 そのうちやろうと思ってつい放ったらかしにしておいたことをなぜか急に今やろうと思い立ち、寒い寒いベランダに出て新しい鉢に土を入れ花をそっと入れ替え、さらに土を増してたっぷり水をやる。
 やれやれこれでひと安心。今年もまたきれいな花を咲かせてくれるといいな。
 てなわけで再びテレビの前に戻るがスコアは動いていない。
 さて、と。
 憲剛がしきりに長いサイドチェンジのパスを繰り出すが、言ってみれば相手のいないところでパスを回しているだけで、守備を崩すことに何の役にもたってない。
 初っ端の強烈なロングシュートはインパクトあったけどあとが続かない。
 岡田監督がピッチサイドからどうのこうの言っても、さて肝心のゴールをこじ開ける方法だけは教えられない。
 最後に物を言うのは個々の選手のアドリブだもんな。
 こういうサッカーをさせたらやはりアルゼンチンの右に出る者はないなあと思ったり。
 そんで、アルゼンチンならどうやってこの密集した守備をこじ開けるだろうかと。
 足りないなあ、何かが足りない。
 そのうちイエメンが同点にしちゃったよ。
 イエメン、やる気になっちゃったなあ。
 イエメンねえ。どんな国だったっけ。
 いつか日本代表が行ったよ。
 あの今もって古~い国だよなあ。
 アラビアンナイトの国だっけか。違うか。
 シバの女王がいたとかいないとか。
 かつてはアラブの商人が季節風に乗ってアフリカ東岸からインド洋を経て中国まで、広く交易が盛んだったとか。
 少し前にはひどい内戦が続いて悲惨な状態だったとも聞く。
 今じゃ職がない男たちが中東のドバイなんかに出稼ぎに行く話をNHKで見たなあ。
 苦労が耐えない国らしい。
 サッカーで喰っていければ親兄弟親戚一同まとめて養っていけるから頑張るんだろうか。
 もし引き分けにでもできればきっとすごい喜ぶんだろうなあ。
 なんて期待してたけど、結局負けちゃった。
 おっ、高校サッカーで活躍してみんなを期待させて、あとそれっきりだった乾が登場。
 成長したのは髪の毛だけなのかな。
 ああ、試合もこのブログも、なんともコメントしようがありませんな。

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2009年1月 8日 (木)

高校生らしいサッカーなんかクソ喰らえ

 遅くなったが三ツ沢で見た高校サッカーの2試合を報告する。
 2日の鹿島学園対野洲の試合は、セクシーサッカーを標榜する野洲に興味があったからだが、正直がっかりした。
 一言で言えば幼稚なのである。
 別に負けたからそういう見方をするのではない。
 確かにドリブルが多く見ていて面白い。しかし面白いのはドリブルで抜けた時であって、抜けなければただのお粗末なプレーにすぎない。
 要するにドリブルするなら抜かねばならないのだ。
 マラドーナやメッシが天才と言われる所以は、普通に考えてそれは無理だろうというような状況でも、なぜか抜いてしまう意外性が受けるのである。
 その点、野洲の場合はやはり抜けないのである。それは結果論にすぎないのかもしれないが、やはりドリブル突破を仕掛けることはそれなりのリスクを背負うことであり、そのリスクに適う状況判断あっての選択でなければならない。
 この世代はもう子供ではない。やみくもにドリブル突破を図るばかりが脳じゃないことくらいわかるはずだ。
 野洲はその点であまりに未熟な判断が目に付いた。
 未熟すなわち幼稚。
 幼稚なサッカーが面白いわけがない。
 それにドリブルが多い割には、ドリブルの天才がいるわけでもなし。
 そこまでやらせるなら、指導者にもドリブルに関する至高な技術論がほしいところだが、実際はただドリブルが好きならやってみろというレベルに終始している感じ。
 なんか中途半端である。残念。
 結局、相手の鹿島学園のスマートな組織に負けてしまった。それに鹿島の技術も決して野洲に劣るところはなし。順当な結果であった。

 5日は「鹿児島城西」対「滝川第二」の試合。
 注目は超高校級ストライカーの大迫と名門滝川との対決。
 定評があると聴いていた滝川の守備陣が大迫に完敗し、前半で勝負がついてしまった。
 ま、大迫の将来に期待したい気持ちもあるが、今のところは超高校級という評価以外に特に目立つところはない。
 なにしろ相手は高校生だ。特にテクニックに優れているわけでもなし、フィジカルで一歩抜けているという評価しかできない。
 あとはプロになってどう育つかどうかにかかっている。
Oosako_2 (その大迫は後半3回の決定機を外す)
 それより見ごたえがあったのは、後半の滝川の猛反撃であった。
 冷静に見ているつもりでも、4点のビハインドを追って遮二無二攻撃を仕掛ける滝川第二のガッツは面白かった。
 さすが名門の意地である。
 特に身長158cmという大村亮平という選手が目に付いた。
 なんせ小さい。一人小学生が混じっているような感じ。そんな彼が走って走って頑張っていた姿にオジサンは感心してしまった。
 さらにその彼が超絶技巧的なへディングシュートを決めたのには驚いた。
 名門チームでポジションを取るだけのことはあるんだなあ。いや大したもんだ。あっぱれあっぱれ。この1年で彼の成長ホルモンが増えることを祈ろう。

 あとテレビで見た試合を含めて一番いいサッカーをしているのは前橋育英である。
 高校生レベルでもきちんと大人のサッカーを実践している。
 フィジカルの強さにも定評があるチームだし、たぶん大迫も手こずることであろう。
 はっきり言って高校生でも必要なファウルはすべきである。スピードやテクニックで敵わないならファウル覚悟で身体を止めてよろしい。それが大人のサッカーというもんだ。
 高校生らしいサッカーなど面白くもなんともない。
 厳しい守備がなければ世界で通用する選手は育たない。

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