2008年のサッカーを私的総括
ちょうど一年前のこの時期は、YAMAMORIサッカー研究所の原稿を必死になって書いていたっけ。ドリブルのことや基本技術の練習方法を提案し、自分ではなかなか説得力があると思っていたのだが、なんかあんまり反響もなく少々がっかり。
ま、あのアインシュタインが相対性理論の論文を発表したときも、最初は見向きもされなかったという。わかる人にはきっとわかる、いずれよき理解者が現われるであろうことを信じている。
それよりも、まずは自分で実践せねばなるまいな。またどっかで指導者をしたいなあと思いつつ、突然生活が一変してサッカーどころではなくなってしまったのである。
まずは喰わねばならぬ。仕事が先だ。
さて、今年のサッカー界は欧州選手権でスペインがようやく優勝して大いに盛り上がった。
あの美しいパスサッカーを見事に完遂しての優勝は実に意義あることだと思う。
誰もがあんな美しいパスサッカーをしたいと思うが、ではどうしたらあんなサッカーができるのだろう。
僕はこの大会を見てさらに自分の考えが正しいとの確信を深めたのだ。
サッカーの技術とはシンプルなものだ。
ボールを止めて、蹴って、運ぶ。
要はそれらを如何に速く、正確にできるかということ。
そのシンプルな技術を極限まで追求し、究めることが必要なのだ。
戦術はその後の話である。
また話が戻ってしまった。もとい。
ワールドカップ最終予選が始まった今年、Jリーグでは次世代の若手が着実に育ちつつある。そんな彼らを見ていると、代表の顔ぶれにはもっと新鮮味があってもいいと思う。今さら玉田、田中、大久保では進歩がないではないか。
思い切ってJで活躍している選手を抜擢すべきだ。そして何より必要なことは彼らを欧州へ連れて行きアウェイの厳しい環境でJリーグの技術が通用するかどうか試させるべきだ。
正直この代表で予選を突破しても、前回の二の舞になることはみえみえだろう。
もっともっと多くの若者が欧州へ行って活躍するようにならねば。そして欧州組だけでチームを組んで向こうで親善試合を重ねるしかあるまい。
ガンバがメキシコのバチューカを破って3位。これまた偉業である。すばらしいパスサッカーをしてくれた。この感じだと日本代表よりもいいサッカーをしているな。これでストライカーが日本人なら言う事ないんだが。
とはいえマンUに大敗した現実も忘れてはならない。
やっぱりイングランドのプレミアリーグでは通用しまい。
話変わって、今回は登場しなかったが、マンUのベルバトフはすばらしい。
ファンタジスタというタイプではないが、特にシュートの技術は極めて高く、しかも洗練された美しさがある。
彼にはエレガントという言葉がぴったりだ。
また話変わって、Jから海外へ飛び出すのは大いに結構だが、自分の力量をわきまえずに出て行くのはいただけない。
誘う方も誘うほうだ。お前たちいったいどこに目をつけてるんだとイチャモン付けたくなるような話がまた進んでいるらしい。
欧州の移籍市場には魑魅魍魎がうようよいるという話を中田の本で読んだ。実力など二の次で移籍を決めてしまう。美味い話には乗らないことだよ。
それでも行くって言うなら、せめて2部から始めなさいと誰か言ってやれよ。
最後に、先日ついに古いサッカービデオを捨てた。いっぱい捨てた。ゴミ袋4つ分、100本以上捨てた。
セリエAダイジェストなんかいっぱい録ってあってね。ちらっと見たら懐かしかった。ロベカルが若い。中井美穂も出てた。
そろそろHDDレコーダー内に溜まっているドイツW杯も消さねばならんなあ。DVDにコピーするの面倒でなあ。でも早くしないと次のW杯が来ちゃう。
さあ涙を飲んで捨てよう。ああもったいない勿体ない。
では、よいお年を。


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